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ラッコ

北海道の釧路川にラッコが迷い込んできたニュースは、記憶に新しいと思います。これを読んでくれている人の中には「フェレットのサイトにどうしてラッコのことを書くの?」と不思議に思っている人もいるでしょうね。実は、フェレットとラッコ…同じ“イタチ科”つながりなんです!というわけで、大人気のラッコについて。

体の特徴

ラッコとフェレットは、それぞれ生活環境も見た目も異なる動物ですが、どちらも同じイタチ科に属しています。ラッコの体の特徴としては、オスがメスに比べて少し大きいですね。それでも海にすんでいる哺乳類の中では最小なんだとか。体長と体重はオスが約120〜140センチ・約25〜40キロ、メスが約100〜130センチ・約20〜30キロとなっています。さらに、シッポの長さは約25〜37センチで、体長の3分の1くらいを占めています。胴体は長くて筒形になっているので、フェレットに似ている部分もありますが、すむ場所の違いなどから違う部分が多く見られます。

シッポ

体の約3分の1を占めているシッポは、平べったい形をしていて、泳ぐ際にかじの役割を果たしています。

前足・後足

前足はとても短く、裏には肉球があります。この点はフェレットと同じですね。そして、5本の指には爪があり、使わないときは隠します。この前足で器用に物をつかんだり、エサを食べたりします。後足の大きな特徴は、指と指の間に水かきがあり、ヒレのようになっていることです。ちなみに、後足の爪は出たままになっています。

体毛

ラッコの体には、皮下脂肪の層がありません。代わりに柔らかい毛が密集して生えていて、それが冷たい海から身を守ってくれています。8〜10億本の毛で全身が覆われているんですよ。

生態

たまには岩の上にあがることもありますが、いつもは海中で過ごすと言われています。背中を下にして水面で休んだり、泳いだりするときは頭と前足を水面に出し、後足とシッポを使って泳いだり、体のバランスをとったりしています。ラッコは海で生活しているので、泳ぎはもちろん大得意!水深100メートルくらいまで潜れるんだとか。エサはイカやウニ、アジ、ホタテなどの魚介類を1日で10キロも食べています。こんなに大食漢なのに、皮下脂肪のない理由…それは冷たい海での体温維持にほとんどのエネルギーを消費してしまうからだと考えられています。


年中いつでも交尾と出産をしますが、一般的には繁殖期が10〜11月で、出産時期が5〜6月というケースが多いと言われています。一度の出産で1頭の子供を産み、母親は自分のお腹の上で子育てをします。1年ほどたっぷりの愛情をわが子に注ぎながら、子育てをするラッコの姿はまるで人間みたいですね。

歴史

みなさんは、ラッコが悲しい歴史を持っていることを知っていますか?1700年代には、30万頭ものラッコがいたと言われています。ところが、昔から珍重されていた毛皮目当てに、数多くのラッコが乱獲され、20世紀初めには絶滅寸前にまで追い込まれました。このままいなくなってしまうのかと心配されましたが、1911年に国際的な保護条約が締結されて以来、少しずつ回復していきました。ラッコはいくつかの種類に分けられるのですが、現在の頭数で一番多いのが約12〜18万頭でアラスカラッコ、次いで約1万頭でチシマラッコ、約2000頭のカリフォルニアラッコになります。ちなみに、国内の水族館にいるラッコの多くは、アラスカラッコと言われています。

水族館の人気者!

愛くるしい見た目としぐさで、水族館の人気者になっているラッコ!今現在、国内で飼育されている施設は18ヶ所あります。お腹を上にして水面に浮かぶ姿や、水中での華麗な泳ぎ、硬い殻をお腹の上で上手に割ってエサを食べる姿など、いろんな様子を見ることができますよ。水族館では、子供から大人まで大人気の動物ですね!


国内の水族館で初めてラッコを飼育するようになったのは、1982年のことです。伊豆三津シーパラダイスで初めて展示されたあと、1983年には鳥羽水族館でも展示され、そのときからラッコが広く知られるようになりました。ぬいぐるみのような顔に可愛いしぐさ、そしてちょっぴりイタズラ好きのところ…そのどれもが多くの人を魅了し、今も根強い人気を誇っているのです。

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