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アナグマ

ヨーロッパでとてもメジャーな動物のアナグマは、フェレットと同じイタチ科の哺乳類です。アナグマはフェレットよりもとがった顔をしていて、あまり似ていません。それにペットのフェレットと、野生そのままのアナグマとではもちろん生態も違います。

体の特徴

アナグマは、短い足とずんぐりとした体つきが特徴です。個体によって体長は50〜90センチと幅があり、全身の色は薄茶色のような感じで、お腹や足になるとその色が濃くなります。また、長さ約12〜20センチの太いシッポを持ち、前足には長くて大きな爪があります。そのほか、フェレットと同じ科の動物といっても、フェレットのように丸顔ではなく、どちらかというとタヌキのような顔つきをしています。このため、昔はよくタヌキと間違われていたんだとか…。目や耳が小さく、それらの器官よりも鼻が発達していて、睡眠中に大きなイビキをかくことも、特徴の一つと言えるでしょう。

生態

さて、アナグマはどこに生息しているのでしょう?ユーラシアの北部から中部にかけての広範囲に生息しています。もちろん、日本でも本州、四国、九州などに生息しているのですが、どの地域も都市化が進んだために、最近はあまり見かけなくなってしまいました。ちなみに、国内に生息しているのは、ニホンアナグマといいます。森の中でものすごく長いトンネルを掘り、そこで生活します。先祖代々掘り続けてきた巣穴の総延長は、約300メートル!何頭ものアナグマが一つの巣穴を共有しているんですよ。夜行性なので、昼間は干し草などで作った寝床で眠り、夜になると活動し始めます。また、冬眠はしませんが、冬のあいだは巣穴で静かに過ごします。


エサは昆虫や果物、キノコなど何でも食べる雑食性です。なかでも、ミミズは大好物!なんと、一晩でミミズ数百匹を食べると言われています!さらに、カエル、ヘビ、小鳥、ネズミなども好んで食べますね。


繁殖期は7〜9月、そして出産は妊娠遅延のため、2〜5月になります。一度に1〜6匹くらいの子供を産み、赤ちゃんは生後2ヶ月くらいの間巣穴の中で育てられます。成長はとてもはやく、その年の秋にはもう独り立ちするアナグマもいます。

アメリカアナグマって?

日本に生息しているものとはまた別に、カナダの南西部からメキシコの中部にかけての広い地域に、アメリカアナグマという種類が生息しています。このアメリカアナグマは体長が約45〜70センチ、シッポの長さが10〜15センチで、白黒の縞模様の顔が特徴的です。また、背中はグレーっぽい色をしていますが、お腹のほうにいくにつれて濃い色になります。アメリカアナグマも、一般に「アナグマ」と呼ばれるものとほとんど同じ生態だと言われています。ただ、生息環境と出産時期が少し異なります。アメリカアナグマは森ではなく、乾いた草原に住むことが多いですね。それから出産時期ですが、妊娠遅延があると考えられていて、出産は8〜9月になってしまいます。一度の出産で1〜4頭の子供を産みます。

ダックスフントとの関係

みなさんは、ダックスフントがアナグマ狩りのための猟犬だということを知っていましたか?ドイツ語で、ダックスはアナグマ、フントは犬を意味しているんですよ。胴が長くて足が短い独特の体型は、アナグマの長い巣穴に入るのに好都合なのです。そんなダックスフントとともに、日本でも時季がくると人々はアナグマ狩りに出かけます。


一方、アナグマが童話にも出てくるくらい馴染み深い動物となっているイギリスでは、1992年にアナグマ保護法ができました。これによって、ナチュラル・イングランド(自然環境保全に関する政府系機関)の許可なく、狩ることは禁止されました。ダックスフントの出番は少なくなってしまいましたが、アナグマを守るための大事な法律となっています。

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